北アルプス縦走:立山室堂から高天原を経由して上高地へ向かう(第1回:雲の中の立山室堂に到着) [山]
ことしの夏休みは「2010年7月31日(土曜日)~2010年8月6日(金曜日)」の6泊7日で北アルプス縦走にチャレンジ!
立山室堂から高天原を経由して上高地まで歩いてきました。
4年前(2006年)の夏休みに5泊6日で立山室堂から黒部五郎岳を経由して新穂高温泉まで歩いたことがあるので、なんとなく大丈夫かな~ぁ... って思いながらも、長いコースになることから、今回の縦走にあたっては、新しい靴・地図も用意し、いつもよりは準備に時間をかけました。ただし、ことしも体力的には不十分なまま、という状況ではありましたが…
日程・コースはつぎのとおりで、最初の1日目・2日目は雲の中でしたが、3日目以降は天気に恵まれた良い山行でした。
【1日目】2010年7月31日(土曜日)
JR新宿駅→スーパーあずさ1号→JR松本駅→JR信濃大町駅→立山黒部アルペンルート→室堂→立山室堂山荘(宿泊)
【2日目】2010年8月1日(日曜日)
立山室堂山荘→五色ヶ原→越中沢岳→スゴ乗越小屋(宿泊)
【3日目】2010年8月2日(月曜日)
スゴ乗越小屋→薬師岳→太郎平小屋(宿泊)
【4日目】2010年8月3日(火曜日)
太郎平小屋→大東新道→高天原→高天原山荘(宿泊)
【5日目】2010年8月4日(水曜日)
高天原山荘→雲ノ平→黒部源流→三俣蓮華岳→双六岳→双六小屋(宿泊)
【6日目】2010年8月5日(木曜日)
双六小屋→西鎌尾根→槍ヶ岳→ヒュッテ大槍(宿泊)
【7日目】2010年8月6日(金曜日)
ヒュッテ大槍→上高地→JR松本駅→スーパーあずさ32号→JR新宿駅
連載第1回は「雲の中の立山室堂に到着」。
スーパーあずさ1号(JR新宿駅7:00発、JR松本駅行き)に乗車し、JR松本駅からは各駅停車に乗り換え、JR信濃大町駅に到着したのは11時すこし前。
改札出たところで販売している「立山黒部アルペンルート」のチケットを購入したら、バスで扇沢に向かい、そこからは「関電トンネル トロリーバス」「黒部ケーブルカー」「立山ロープウエイ」「立山トンネル トロリーバス」と乗り継ぎ、14時過ぎに室堂ターミナルに到着。立山ロープウエイのところで順番待ちになることもあり時間がかかります。
室堂ターミナルの建物から外に出ると、そこは雲の中。
立山室堂山荘で同室になった方にお伺いしたところ、ここ1週間ほど天気の悪い日が続いているとのことでした。
下界では天気が良いのに山は違うのだと改めて感じ、ちょっとがっかりしながら、立山室堂山荘の展望風呂に入り、暫し乗り物疲れを癒します。
【関連記事】
剱岳(第19回:黒部ダムに戻る)
【参考】
山と渓谷「保存版大特集 雲ノ平と黒部源流」(2010年8月号)
NHK「北アルプス大縦走」(2009年放送)
NHK DVD「夏の北アルプス あぁ絶景! 雲上のアドベンチャー」
スーパーあずさ1号に乗車します
JR松本駅からは大糸線の各駅停車でJR信濃大町駅に向かいます
ワンマン運転なので、運転席に隣には「運賃箱」があります
(無人駅では、乗るのは後ろの車両,降りるのは前の車両になります)
大糸線は単線ですね
JR信濃大町駅に到着
バスで扇沢に向かいます
関電トンネル トロリーバス 扇沢駅(標高 1,425m)
ドラマ「黒部の太陽」と「くろよん建設」記録展
~ 半世紀の時を経て、よみがえる世紀の大事業 ~
(扇沢駅に展示されています)
関電トンネル トロリーバス 模型
(現在走っているタイプよりも旧型のようです)
関電トンネル トロリーバス 説明
~ つぎのことが書いてあります ~
関電トンネル トロリーバス 100型 S 1/20
トロリーバス(無軌条電車)とは
ガソリンや軽油でエンジンを駆動させて一般の道路を走行する自動車・バスに対し、トロリーバスは電力をエネルギー源にモーターで走ります。電気は走行路の上空に張られた架線から車両の屋根に設けた2本のトロリーポールを介し給電されるため、電車と同様に軌道以外では走行できません。その点でバッテリーで動く電気自動車とも異なります。こうした事情から、トロリーバスは自動車ではなく鉄道と位置づけられ、無軌条電車と称しています。つまりレール(軌条)を持たない電車という意味で、運営は鉄道事業法に基づいておこなわれます。
車両は見た目はバスに似ていますが、電車のパンタグラフと同じ役割のトロリーポールをはじめ走行機器などにバスとは違う部分がたくさんあります。トロリーバスは何よりも排気ガスによる大気汚染がなく環境にやさしい乗り物です。また、ゴムタイヤを使用しているため加減速度が大きく、急勾配にも強いなどの特徴も備えています。
現在、関電トンネルトロリーバスは鉄道車両の新しい技術であるVVVF(可変電圧・可変周波数)インバータ制御方式を採用した300形車両を導入しています。
トロリーバスの歴史
トロリーバスはドイツで誕生しました。明治15(1882)年、シーメンスによってベルリン郊外で公開運転されたのが始まりで、パリで開催された第3回万国博覧会でも披露されました。明治34(1901)年にドイツ,フランスの各都市で営業用として導入され、以後、欧米の主要都市で相次いで開業、都市交通の担い手として、トロリーバスは世界的に普及してきました。
日本では昭和3(1928)年、新花屋敷温泉土地(株)が阪急宝塚線花屋敷駅から満願寺近くの温泉場までの送迎用にトロリーバスを採用したのが最初です。都市交通としては昭和7(1932)年に京都市でイギリス製車両を使って開業しました。その後、名古屋市,川崎市,東京都,大阪市,横浜市でトロリーバスが活躍するようになりました。
関電トンネルトロリーバスは昭和39(1964)年に黒部ダムへの観光アクセスとして開業しました。都市交通としてのトロリーバスはモータリゼーションの波にのまれて、昭和47(1972)年までに消えてしまいましたが、関電トンネルトロリーバスは立山黒部アルペンルートの観光輸送の主要部を担い、現在は日本で唯一のトロリーバスとして親しまれています。
~ 以上 ~
車内持込禁止品
(「遺体」は持込禁止品なんですね。。。)
関電トンネル トロリーバス
黒部ダムに到着すると、トンネルの中の気温は12度
黒部ダム
黒部ケーブルカー
立山ロープウエイ
立山トンネル トロリーバス
雲の中の立山室堂
(立山室堂山荘が霞んで見えます)
立山室堂から高天原を経由して上高地まで歩いてきました。
4年前(2006年)の夏休みに5泊6日で立山室堂から黒部五郎岳を経由して新穂高温泉まで歩いたことがあるので、なんとなく大丈夫かな~ぁ... って思いながらも、長いコースになることから、今回の縦走にあたっては、新しい靴・地図も用意し、いつもよりは準備に時間をかけました。ただし、ことしも体力的には不十分なまま、という状況ではありましたが…
日程・コースはつぎのとおりで、最初の1日目・2日目は雲の中でしたが、3日目以降は天気に恵まれた良い山行でした。
【1日目】2010年7月31日(土曜日)
JR新宿駅→スーパーあずさ1号→JR松本駅→JR信濃大町駅→立山黒部アルペンルート→室堂→立山室堂山荘(宿泊)
【2日目】2010年8月1日(日曜日)
立山室堂山荘→五色ヶ原→越中沢岳→スゴ乗越小屋(宿泊)
【3日目】2010年8月2日(月曜日)
スゴ乗越小屋→薬師岳→太郎平小屋(宿泊)
【4日目】2010年8月3日(火曜日)
太郎平小屋→大東新道→高天原→高天原山荘(宿泊)
【5日目】2010年8月4日(水曜日)
高天原山荘→雲ノ平→黒部源流→三俣蓮華岳→双六岳→双六小屋(宿泊)
【6日目】2010年8月5日(木曜日)
双六小屋→西鎌尾根→槍ヶ岳→ヒュッテ大槍(宿泊)
【7日目】2010年8月6日(金曜日)
ヒュッテ大槍→上高地→JR松本駅→スーパーあずさ32号→JR新宿駅
連載第1回は「雲の中の立山室堂に到着」。
スーパーあずさ1号(JR新宿駅7:00発、JR松本駅行き)に乗車し、JR松本駅からは各駅停車に乗り換え、JR信濃大町駅に到着したのは11時すこし前。
改札出たところで販売している「立山黒部アルペンルート」のチケットを購入したら、バスで扇沢に向かい、そこからは「関電トンネル トロリーバス」「黒部ケーブルカー」「立山ロープウエイ」「立山トンネル トロリーバス」と乗り継ぎ、14時過ぎに室堂ターミナルに到着。立山ロープウエイのところで順番待ちになることもあり時間がかかります。
室堂ターミナルの建物から外に出ると、そこは雲の中。
立山室堂山荘で同室になった方にお伺いしたところ、ここ1週間ほど天気の悪い日が続いているとのことでした。
下界では天気が良いのに山は違うのだと改めて感じ、ちょっとがっかりしながら、立山室堂山荘の展望風呂に入り、暫し乗り物疲れを癒します。
【関連記事】
剱岳(第19回:黒部ダムに戻る)
【参考】
山と渓谷「保存版大特集 雲ノ平と黒部源流」(2010年8月号)
NHK「北アルプス大縦走」(2009年放送)
NHK DVD「夏の北アルプス あぁ絶景! 雲上のアドベンチャー」
スーパーあずさ1号に乗車します
JR松本駅からは大糸線の各駅停車でJR信濃大町駅に向かいます
ワンマン運転なので、運転席に隣には「運賃箱」があります
(無人駅では、乗るのは後ろの車両,降りるのは前の車両になります)
大糸線は単線ですね
JR信濃大町駅に到着
バスで扇沢に向かいます
関電トンネル トロリーバス 扇沢駅(標高 1,425m)
ドラマ「黒部の太陽」と「くろよん建設」記録展
~ 半世紀の時を経て、よみがえる世紀の大事業 ~
(扇沢駅に展示されています)
関電トンネル トロリーバス 模型
(現在走っているタイプよりも旧型のようです)
関電トンネル トロリーバス 説明
~ つぎのことが書いてあります ~
関電トンネル トロリーバス 100型 S 1/20
トロリーバス(無軌条電車)とは
ガソリンや軽油でエンジンを駆動させて一般の道路を走行する自動車・バスに対し、トロリーバスは電力をエネルギー源にモーターで走ります。電気は走行路の上空に張られた架線から車両の屋根に設けた2本のトロリーポールを介し給電されるため、電車と同様に軌道以外では走行できません。その点でバッテリーで動く電気自動車とも異なります。こうした事情から、トロリーバスは自動車ではなく鉄道と位置づけられ、無軌条電車と称しています。つまりレール(軌条)を持たない電車という意味で、運営は鉄道事業法に基づいておこなわれます。
車両は見た目はバスに似ていますが、電車のパンタグラフと同じ役割のトロリーポールをはじめ走行機器などにバスとは違う部分がたくさんあります。トロリーバスは何よりも排気ガスによる大気汚染がなく環境にやさしい乗り物です。また、ゴムタイヤを使用しているため加減速度が大きく、急勾配にも強いなどの特徴も備えています。
現在、関電トンネルトロリーバスは鉄道車両の新しい技術であるVVVF(可変電圧・可変周波数)インバータ制御方式を採用した300形車両を導入しています。
トロリーバスの歴史
トロリーバスはドイツで誕生しました。明治15(1882)年、シーメンスによってベルリン郊外で公開運転されたのが始まりで、パリで開催された第3回万国博覧会でも披露されました。明治34(1901)年にドイツ,フランスの各都市で営業用として導入され、以後、欧米の主要都市で相次いで開業、都市交通の担い手として、トロリーバスは世界的に普及してきました。
日本では昭和3(1928)年、新花屋敷温泉土地(株)が阪急宝塚線花屋敷駅から満願寺近くの温泉場までの送迎用にトロリーバスを採用したのが最初です。都市交通としては昭和7(1932)年に京都市でイギリス製車両を使って開業しました。その後、名古屋市,川崎市,東京都,大阪市,横浜市でトロリーバスが活躍するようになりました。
関電トンネルトロリーバスは昭和39(1964)年に黒部ダムへの観光アクセスとして開業しました。都市交通としてのトロリーバスはモータリゼーションの波にのまれて、昭和47(1972)年までに消えてしまいましたが、関電トンネルトロリーバスは立山黒部アルペンルートの観光輸送の主要部を担い、現在は日本で唯一のトロリーバスとして親しまれています。
~ 以上 ~
車内持込禁止品
(「遺体」は持込禁止品なんですね。。。)
関電トンネル トロリーバス
黒部ダムに到着すると、トンネルの中の気温は12度
黒部ダム
黒部ケーブルカー
立山ロープウエイ
立山トンネル トロリーバス
雲の中の立山室堂
(立山室堂山荘が霞んで見えます)
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