天気に恵まれ塔ノ岳(第2回:二ノ塔・三ノ塔と登っていきます) [山]
連載第2回は「二ノ塔・三ノ塔と登っていきます」。
舗装道路を30分ほど歩いたら、塔ノ岳に向かう登山道に入ります。
ある程度登ると、右側には「大山」、眼下には相模湾が広がり、霞みながらも「江の島」や「大島」が見えます。
左側には初冠雪が観測された富士山が見えますが、雲が押し寄せてきて、完全な姿を見ることはできませんでした。
二ノ塔には登山道に入ってから1時間ほど歩いた、10時すこし前に到着。そこからさらに10分ほど歩くと、三ノ塔に到着し、雲に隠れた富士山を暫し眺めます。
自然情報、発信中!
(塔ノ岳に向かう登山道に入るところにあります)
~ つぎのことが書いてあります ~
自然情報、発信中!
(左側)
ツキノワグマ
~力持ちのおとなしいヤツ~
ツキノワグマってどんな動物?
ツキノワグマは、大型犬くらいの大きさのクマです。
生きている動物を襲うことは珍しく、昆虫や木の葉や
花、実などを食べる雑食です。力はとても強いですが、
基本的には臆病な性格で、人が近づくと逃げていきます。
丹沢の山の中にも生息していますが、現在絶滅が
心配されている動物の一つです。
こんなものがあったら…
足あと
クマのフン
大きくて太いフン!
ドングリなどの木の実が入っているかも。
ツメ痕
木登り上手なクマ。木の実を食べるためならどこまでも…。
クマ棚
クマが食事をした跡。
枝を折って木の実を食べて、ポイッと置いたあと。
クマに会わないために…
・クマ鈴などの音のなるものを身につけましょう!
クマは耳が良い動物です。クマ鈴を身につけたり、
ラジオを鳴らしたり、手をたたいたり、
そこに人がいるということを知らせてあげましょう。
※人がたくさんいる場所では、かえって迷惑になることがあります。
周りの状況に合わせて音を出しましょう。
・登山道以外の山の中へ足を踏み入れないようにしましょう!
私たちは森の動物たちの生息地に足を踏み入れていることを
忘れないようにしましょう。
ササなどに覆われている場所では、クマも人もお互いに気付くのが
遅れてしまいます。
(右側)
秋から冬は日が暮れるのが早いです!
灯りを持っていますか?
○木々に覆われている登山道は日が暮れると真っ暗になります。
ヘッドランプ・懐中電灯などが無いと危険です!
○日没前に下山できるように、余裕のある登山計画を!!
(*注意!!:山中では日没時間よりも早く暗くなります)
日没時間(横浜)2009年10月~2010年1月
10月 1日[17:26] 12月 1日[16:29]
10月10日[17:13] 12月10日[16:29]
10月20日[17:00] 12月20日[16:32]
11月 1日[16:47] 1月 1日[16:39]
11月10日[16:39] 1月10日[16:47]
11月20日[16:32] 1月20日[16:57]
~以上~
右の登山道に入り、塔ノ岳を目指します
山の中を歩きます
たくさんの人が登っています
右側には「大山」が見えます
眼下には相模湾が広がり、霞んでいますが「江の島」が見えます
自然情報、発信中!
~ つぎのことが書いてあります ~
自然情報、発信中!
(左側)
耳を澄ましてみてください…
フィ~~~ョ~~
という声が聞こえますか…?
●ニホンジカの雄が雌に向けて送っているラットコール(求愛の声)です●
ニホンジカは秋、繁殖期を迎え、雄はラットコールのほかに、
角を樹木の幹などで研いだり、泥や尿などを体にこすりつけて、
自分の存在を主張します(この行動は「ヌタうち」、行う場所は
「ヌタ場」と呼ばれています)。
~~ 古来より歌にも詠まれていました ~~
奥山に紅葉踏みわけ
鳴く鹿の
声聞くときぞ
秋はかなしき
-猿丸太夫-
「古今集」より
(右側)
樹木の戦略
~冬にむけて~
落葉樹
『葉っぱを落とすぞ! 大作戦』
①葉っぱが凍ってしまう!
②パワーが少ない冬の光は、当てにできない!
③気温が低いと根から水が吸いにくい!
→葉っぱから水分が出て行くから枯れてしまう!
冬の厳しい寒さや乾燥から身を守るために!!
葉っぱを落として 休眠
針葉樹
寒いけど、『葉っぱを落とさないぞ! 大作戦!』
①葉っぱを細かくして、風の抵抗をうけにくくしている!
②他の植物に比べて、細胞内に油や糖が多いから凍らない!
③冬の間も光合成できる!
④葉っぱを落とすムダな労力は使わない!
⑤春一番の光を使える。
冬は寒いけれど耐えられる姿になったから!
葉っぱを落とさないで 我慢
~以上~
二ノ塔に到着
(左「ヤビツ峠 3.2km」,右「三ノ塔 0.5km」)
笹の中を歩きます
左側には「富士山」が見えます
階段がありますね
先ほどよりも、雲が押し寄せてきました
三ノ塔に到着
(雲に隠れた富士山が見えます)
自然情報、発信中!
~ つぎのことが書いてあります ~
(左側)
表丹沢 秋から冬の山望
富士山
鍋割山山頂からの眺め
空気が澄んでいる日に、三の塔・塔の岳・鍋割山などから西方に見えます
雪化粧
鍋割山綾から姪ヶ岳方面を望む
初冠雪
2007年 2008年 2009年
12月5日 12月14日 ?
積雪時はアイゼンなどの冬装備・防寒具などが必要です
(右側)
動物は見ている! 知っている!
落としたお菓子やお弁当はどうしていますか?
”そのまま”置いてきている人もいるのでは…。
1.野生動物にエサを与えないでください。
”動物にエサを与えないでください”の看板はどこかで目にしたことはあると思います。
では、なぜ動物にエサを与えてはいけないのでしょうか?
同じ場所に執着し、学習し、食べ物をくれないと人に危害を加えるようなことも…
2.落とした食べ物は持ち帰りましょう。
丹沢周辺では、もうすでにおねだりするシカも現れています。
これは野生動物でしょうか?
みなさんの近くにいるペットのように見えませんか?
エサをあげるつもりはなくても、落としたお菓子やお弁当の残りを
そのままにすることは、エサを与えているのと同じことです。
野生動物が、野生動物として生きていけるように、
私たちが気を付けるべきことは、きちんと守りましょう。
~ 以上 ~
舗装道路を30分ほど歩いたら、塔ノ岳に向かう登山道に入ります。
ある程度登ると、右側には「大山」、眼下には相模湾が広がり、霞みながらも「江の島」や「大島」が見えます。
左側には初冠雪が観測された富士山が見えますが、雲が押し寄せてきて、完全な姿を見ることはできませんでした。
二ノ塔には登山道に入ってから1時間ほど歩いた、10時すこし前に到着。そこからさらに10分ほど歩くと、三ノ塔に到着し、雲に隠れた富士山を暫し眺めます。
自然情報、発信中!
(塔ノ岳に向かう登山道に入るところにあります)
~ つぎのことが書いてあります ~
自然情報、発信中!
(左側)
ツキノワグマ
~力持ちのおとなしいヤツ~
ツキノワグマってどんな動物?
ツキノワグマは、大型犬くらいの大きさのクマです。
生きている動物を襲うことは珍しく、昆虫や木の葉や
花、実などを食べる雑食です。力はとても強いですが、
基本的には臆病な性格で、人が近づくと逃げていきます。
丹沢の山の中にも生息していますが、現在絶滅が
心配されている動物の一つです。
こんなものがあったら…
足あと
クマのフン
大きくて太いフン!
ドングリなどの木の実が入っているかも。
ツメ痕
木登り上手なクマ。木の実を食べるためならどこまでも…。
クマ棚
クマが食事をした跡。
枝を折って木の実を食べて、ポイッと置いたあと。
クマに会わないために…
・クマ鈴などの音のなるものを身につけましょう!
クマは耳が良い動物です。クマ鈴を身につけたり、
ラジオを鳴らしたり、手をたたいたり、
そこに人がいるということを知らせてあげましょう。
※人がたくさんいる場所では、かえって迷惑になることがあります。
周りの状況に合わせて音を出しましょう。
・登山道以外の山の中へ足を踏み入れないようにしましょう!
私たちは森の動物たちの生息地に足を踏み入れていることを
忘れないようにしましょう。
ササなどに覆われている場所では、クマも人もお互いに気付くのが
遅れてしまいます。
(右側)
秋から冬は日が暮れるのが早いです!
灯りを持っていますか?
○木々に覆われている登山道は日が暮れると真っ暗になります。
ヘッドランプ・懐中電灯などが無いと危険です!
○日没前に下山できるように、余裕のある登山計画を!!
(*注意!!:山中では日没時間よりも早く暗くなります)
日没時間(横浜)2009年10月~2010年1月
10月 1日[17:26] 12月 1日[16:29]
10月10日[17:13] 12月10日[16:29]
10月20日[17:00] 12月20日[16:32]
11月 1日[16:47] 1月 1日[16:39]
11月10日[16:39] 1月10日[16:47]
11月20日[16:32] 1月20日[16:57]
~以上~
右の登山道に入り、塔ノ岳を目指します
山の中を歩きます
たくさんの人が登っています
右側には「大山」が見えます
眼下には相模湾が広がり、霞んでいますが「江の島」が見えます
自然情報、発信中!
~ つぎのことが書いてあります ~
自然情報、発信中!
(左側)
耳を澄ましてみてください…
フィ~~~ョ~~
という声が聞こえますか…?
●ニホンジカの雄が雌に向けて送っているラットコール(求愛の声)です●
ニホンジカは秋、繁殖期を迎え、雄はラットコールのほかに、
角を樹木の幹などで研いだり、泥や尿などを体にこすりつけて、
自分の存在を主張します(この行動は「ヌタうち」、行う場所は
「ヌタ場」と呼ばれています)。
~~ 古来より歌にも詠まれていました ~~
奥山に紅葉踏みわけ
鳴く鹿の
声聞くときぞ
秋はかなしき
-猿丸太夫-
「古今集」より
(右側)
樹木の戦略
~冬にむけて~
落葉樹
『葉っぱを落とすぞ! 大作戦』
①葉っぱが凍ってしまう!
②パワーが少ない冬の光は、当てにできない!
③気温が低いと根から水が吸いにくい!
→葉っぱから水分が出て行くから枯れてしまう!
冬の厳しい寒さや乾燥から身を守るために!!
葉っぱを落として 休眠
針葉樹
寒いけど、『葉っぱを落とさないぞ! 大作戦!』
①葉っぱを細かくして、風の抵抗をうけにくくしている!
②他の植物に比べて、細胞内に油や糖が多いから凍らない!
③冬の間も光合成できる!
④葉っぱを落とすムダな労力は使わない!
⑤春一番の光を使える。
冬は寒いけれど耐えられる姿になったから!
葉っぱを落とさないで 我慢
~以上~
二ノ塔に到着
(左「ヤビツ峠 3.2km」,右「三ノ塔 0.5km」)
笹の中を歩きます
左側には「富士山」が見えます
階段がありますね
先ほどよりも、雲が押し寄せてきました
三ノ塔に到着
(雲に隠れた富士山が見えます)
自然情報、発信中!
~ つぎのことが書いてあります ~
(左側)
表丹沢 秋から冬の山望
富士山
鍋割山山頂からの眺め
空気が澄んでいる日に、三の塔・塔の岳・鍋割山などから西方に見えます
雪化粧
鍋割山綾から姪ヶ岳方面を望む
初冠雪
2007年 2008年 2009年
12月5日 12月14日 ?
積雪時はアイゼンなどの冬装備・防寒具などが必要です
(右側)
動物は見ている! 知っている!
落としたお菓子やお弁当はどうしていますか?
”そのまま”置いてきている人もいるのでは…。
1.野生動物にエサを与えないでください。
”動物にエサを与えないでください”の看板はどこかで目にしたことはあると思います。
では、なぜ動物にエサを与えてはいけないのでしょうか?
同じ場所に執着し、学習し、食べ物をくれないと人に危害を加えるようなことも…
2.落とした食べ物は持ち帰りましょう。
丹沢周辺では、もうすでにおねだりするシカも現れています。
これは野生動物でしょうか?
みなさんの近くにいるペットのように見えませんか?
エサをあげるつもりはなくても、落としたお菓子やお弁当の残りを
そのままにすることは、エサを与えているのと同じことです。
野生動物が、野生動物として生きていけるように、
私たちが気を付けるべきことは、きちんと守りましょう。
~ 以上 ~
PCが故障して、なかなかネットにアクセスできず、
久し振りにLeaderさんのブログを拝読しました。
「自然情報発信中!」って、面白いですね。
高尾山の案内板を思い出しました。
富士山の眺めは残念でしたね。
by Jack (2009-10-22 19:14)
Jackさま
PC故障とは大変でしたね。
ヤビツ峠に向かう途中のバスから見たときは、まだ富士山に雲がかかっていなかったのに、雲がかかり始めるとなかなか雲がきれないものですね。。。
by leader (2009-10-22 21:22)