ことしの夏休みは北海道へお出掛け(第6回:知床半島「羅臼岳」に登る 下りは雷雨に見舞われビショビショ) [旅]
連載第6回は「知床半島「羅臼岳」に登る 下りは雷雨に見舞われビショビショ」。
2012年7月31日(火曜日)、朝4時に起き、朝食を済ませたら、羅臼岳に登る準備をします。
「羅臼温泉野営場」を朝5時に出発しようと靴の紐を結んでいると、昨日登られたという方が近づいてきて、「雪渓のところで親子のクマがいたので反対側に下山して大変だった」と身振り手振りを交えお話をされ、クマがいるんだな~ぁ... って、あらためて認識して登山開始です。
羅臼岳登山口には「頂上まで約7㎞」の標識があります。
50分ほど歩いたところで「里見台」に到着し一息つきます。「里見台」の標識には「頂上まで約6㎞」と書いてあります。
「第一の壁 頂上まで約4.5㎞」の標識を過ぎて暫くすると向こう側の山に雪渓が見え、この雪渓の左上の方が羅臼岳のようです。向こう側の下の方からは、水の流れる音が聞こえます。
出発から2時間半ほど歩いた朝7時半ごろ、水量の多い沢の下流に到着。
ここから「泊場」の手前までは、水量の多い沢沿いに登り、時々、注意しながら沢を渡ります。登るにつれて硫黄のにおいが強くなってきます。温泉でもあるのかな? って思いましたが、沢の水は冷たいままで、近くに温泉はないようでした。「泊場」(頂上まで約3㎞)には朝8時ごろ到着。空からは太陽の照りつけています。
「泊場」の先にある「屏風岩」には朝9時すこし前に到着。
目の前に見える雪渓の右側には、岩肌から流れ落ちる滝があります。これから登るルートを見上げながら暫し休憩。このあたりからアイゼンがいるのかな? って思いながら、注意しながら登ります。
屏風岩の雪渓を過ぎ、10時すこし前に「↑羅臼岳 1.5㎞ →羅臼平 1㎞」の標識が出てきて、直進して羅臼岳に向かいます。
昨日親子のクマが出没した雪渓はここかな? って思いながら、6本爪のアイゼンを装着します。雪渓には足跡が残っておらず、結構しっかりと締っていることもあり、張られた赤いロープに沿って、久しぶりの雪渓をゆっくりと注意しながら登ります。途中で振り返ると、遠くに国後島がうっすらと見えます。中学校のときに習った北方領土です。
雪渓を登り終え、羅臼岳に向かいます。
ここまで誰一人会わずに登ってきましたが、このあたりからは斜里町側(岩尾別ルート)から登ってきた方と合流です。どうも斜里町側(岩尾別ルート)から登るのがメジャールートのようです。
「岩清水」(頂上まで0.6㎞)で、岩から湧き出す冷たい岩清水で水分補給したら、あとひと登り。
羅臼岳頂上(標高1,661m)には11時半ごろ到着。6時間半ほど掛けて登ってきました。
頂上から知床半島の先端である知床岬は見えませんが、登ってきた方向にある羅臼漁港が見えたり、反対側には知床五湖が見えます。また、知床峠の近くにある羅臼湖も眼下に見えます。
昼食をとりながら、頂上からの景色を楽しみます。
30分ほど羅臼岳頂上で過ごしたら、12時過ぎに下山開始。
羅臼方面から雲があがってきて、なんとなく不穏な感じを覚えつつも、せっかくなのですこし遠回りして羅臼平を経由してから、もと来たルートで「羅臼温泉野営場」に向かいます。
さっきまで青かった空からは、時々雨粒が落ちてきます。パラパラ降るぐらいと思っていたら、15時過ぎからは黒い雲が目立ち始め、いきなり雷雨に見舞われ、レインスーツを着る間もなく、一瞬でビショビショ。木の下で雨をしのぎながら、外に出していた携帯電話、デジカメが濡れて壊れないようにリュックにしまいます。
レインスーツを着るのはあきらめ、折りたたみ傘をさしながら下山します。雨はやんだり、雷雨になったりの繰り返し。
雨宿りも含め、「羅臼温泉野営場」に戻ってきたのは夕方6時すこし前。朝5時に出発したので、13時間後と結構時間が掛ってしまいました。
雨がやんだところで、「熊の湯温泉」で汗を流し、濡れた衣類を着替え、疲れを癒します。熊の湯温泉でバイクで旅行中の方とお話していると、やはり雷雨に見舞われたとのことでした。
暗くなり始めた中、テントで夕食を済ませたら、しっとり濡れたテントの中で眠りに就きます。夜中に雨音で目が覚め、テントの中の水滴をタオルで時々拭いたりしながら、「雨よ、やめ!」と思いながら浅い眠りのまま、朝を迎えます。
【注意】7月初旬の山開き後は、10~12本爪アイゼン、ピッケルが必要なようです。
[参考]4日目:走行距離 0.0㎞
羅臼温泉野営場を出発
羅臼岳登山口 頂上まで約7km
ここにもありました登山者カウンター
(「入下山者数計測中」です)
空を見上げると、雲がきれい
木かくれの滝 頂上まで約約6.6km
里見台 頂上まで約6km
知床の主な動物
知床森林生態系保護地域
低山気分で歩きます
第一の壁 頂上まで約4.5km
向こう側の山に雪渓が見えます
雪渓の左上のほうが羅臼岳のようですね
水量の多い沢
上流は硫黄の沢です
文字が消えていますが「泊場」と書いてあります
泊場の上にある雪渓
雪渓が見えるあたりが屏風岩ですね
黄色いお花がきれいですね
屏風岩 頂上まで約2km
(奥の標識には「頂上まで約1.5km」と書いてあり、差がありますね)
屏風のようだから「屏風岩」なんですね
雪渓の手前から右側に回り込み、雪渓を乗り越えます
(雪渓の左側を歩くのが正しいコースでしたが間違えたみたい)
屏風岩の岩肌を流れ落ちる滝
屏風岩の先にも雪渓があります
ピンクのお花がきれいですね
空を見上げると、青い空の雲がきれい
「↑羅臼岳 1.5㎞ →羅臼平 1㎞」の標識
(真っ直ぐ進み「羅臼岳」に向かいます)
6本爪のアイゼンを装着し、雪渓を登ります
(赤いロープを目印に登ります)
振り返ると、国後島がうっすらと見えます
あともうすこしで雪渓とお別れです
羅臼岳に向かいます
鳥ちゃん(何を見ているのかな?)
岩清水分岐
(「至 羅臼岳」に向かいます)
岩清水 頂上まで約0.6km
(ここで水分補給 冷たい!)
羅臼岳の頂上が見えてきました
たくさん咲いていますね
あともうすこしで羅臼岳の頂上です
知床岬の方向に振り返ると、、、
紫のお花ですね
羅臼岳の頂上にいる人が見えます
羅臼岳 標高1,661m
(登頂成功!)
知床五湖が見えます(知床五湖の木道も見えます)
(ズームアップ)
海の上を船が走っていますね
ウトロ方面
羅臼湖が見えます
羅臼岳頂上にある二等三角点
羅臼方面から雲があがってきました
羅臼岳頂上をあとに下山開始
再び、岩清水で水分補給
せっかくなので「羅臼平」を経由して下山します
「フードロッカー」があります
(テントサイト利用者がヒグマに襲われる危険を避ける目的で、食料を一時的に保存するためのもの。初めて見ました)
雪渓の横を歩きます
蜂かな? お花に潜り込んで蜜を吸っているようですね
蝶もいます
先ほどのピンクのお花と色違いの白もきれいですね
しっかり咲いていますね
羅臼漁港をズームアップ
登りの時のルートに合流です
上から見た「屏風岩」
(下山するとき、下り過ぎて遭難しないように注意が必要です)
屏風岩の岩肌を流れ落ちる滝
屏風岩で一休み
すこし大きなお花ですね
泊場の硫黄の沢
雷雨に見舞われ、一瞬でビショビショ
里見台まで戻ってきました
雷雨の中、お家(テント)のある「羅臼温泉野営場」に戻ってきました
2012年7月31日(火曜日)、朝4時に起き、朝食を済ませたら、羅臼岳に登る準備をします。
「羅臼温泉野営場」を朝5時に出発しようと靴の紐を結んでいると、昨日登られたという方が近づいてきて、「雪渓のところで親子のクマがいたので反対側に下山して大変だった」と身振り手振りを交えお話をされ、クマがいるんだな~ぁ... って、あらためて認識して登山開始です。
羅臼岳登山口には「頂上まで約7㎞」の標識があります。
50分ほど歩いたところで「里見台」に到着し一息つきます。「里見台」の標識には「頂上まで約6㎞」と書いてあります。
「第一の壁 頂上まで約4.5㎞」の標識を過ぎて暫くすると向こう側の山に雪渓が見え、この雪渓の左上の方が羅臼岳のようです。向こう側の下の方からは、水の流れる音が聞こえます。
出発から2時間半ほど歩いた朝7時半ごろ、水量の多い沢の下流に到着。
ここから「泊場」の手前までは、水量の多い沢沿いに登り、時々、注意しながら沢を渡ります。登るにつれて硫黄のにおいが強くなってきます。温泉でもあるのかな? って思いましたが、沢の水は冷たいままで、近くに温泉はないようでした。「泊場」(頂上まで約3㎞)には朝8時ごろ到着。空からは太陽の照りつけています。
「泊場」の先にある「屏風岩」には朝9時すこし前に到着。
目の前に見える雪渓の右側には、岩肌から流れ落ちる滝があります。これから登るルートを見上げながら暫し休憩。このあたりからアイゼンがいるのかな? って思いながら、注意しながら登ります。
屏風岩の雪渓を過ぎ、10時すこし前に「↑羅臼岳 1.5㎞ →羅臼平 1㎞」の標識が出てきて、直進して羅臼岳に向かいます。
昨日親子のクマが出没した雪渓はここかな? って思いながら、6本爪のアイゼンを装着します。雪渓には足跡が残っておらず、結構しっかりと締っていることもあり、張られた赤いロープに沿って、久しぶりの雪渓をゆっくりと注意しながら登ります。途中で振り返ると、遠くに国後島がうっすらと見えます。中学校のときに習った北方領土です。
雪渓を登り終え、羅臼岳に向かいます。
ここまで誰一人会わずに登ってきましたが、このあたりからは斜里町側(岩尾別ルート)から登ってきた方と合流です。どうも斜里町側(岩尾別ルート)から登るのがメジャールートのようです。
「岩清水」(頂上まで0.6㎞)で、岩から湧き出す冷たい岩清水で水分補給したら、あとひと登り。
羅臼岳頂上(標高1,661m)には11時半ごろ到着。6時間半ほど掛けて登ってきました。
頂上から知床半島の先端である知床岬は見えませんが、登ってきた方向にある羅臼漁港が見えたり、反対側には知床五湖が見えます。また、知床峠の近くにある羅臼湖も眼下に見えます。
昼食をとりながら、頂上からの景色を楽しみます。
30分ほど羅臼岳頂上で過ごしたら、12時過ぎに下山開始。
羅臼方面から雲があがってきて、なんとなく不穏な感じを覚えつつも、せっかくなのですこし遠回りして羅臼平を経由してから、もと来たルートで「羅臼温泉野営場」に向かいます。
さっきまで青かった空からは、時々雨粒が落ちてきます。パラパラ降るぐらいと思っていたら、15時過ぎからは黒い雲が目立ち始め、いきなり雷雨に見舞われ、レインスーツを着る間もなく、一瞬でビショビショ。木の下で雨をしのぎながら、外に出していた携帯電話、デジカメが濡れて壊れないようにリュックにしまいます。
レインスーツを着るのはあきらめ、折りたたみ傘をさしながら下山します。雨はやんだり、雷雨になったりの繰り返し。
雨宿りも含め、「羅臼温泉野営場」に戻ってきたのは夕方6時すこし前。朝5時に出発したので、13時間後と結構時間が掛ってしまいました。
雨がやんだところで、「熊の湯温泉」で汗を流し、濡れた衣類を着替え、疲れを癒します。熊の湯温泉でバイクで旅行中の方とお話していると、やはり雷雨に見舞われたとのことでした。
暗くなり始めた中、テントで夕食を済ませたら、しっとり濡れたテントの中で眠りに就きます。夜中に雨音で目が覚め、テントの中の水滴をタオルで時々拭いたりしながら、「雨よ、やめ!」と思いながら浅い眠りのまま、朝を迎えます。
【注意】7月初旬の山開き後は、10~12本爪アイゼン、ピッケルが必要なようです。
[参考]4日目:走行距離 0.0㎞
羅臼温泉野営場を出発
羅臼岳登山口 頂上まで約7km
ここにもありました登山者カウンター
(「入下山者数計測中」です)
空を見上げると、雲がきれい
木かくれの滝 頂上まで約約6.6km
里見台 頂上まで約6km
知床の主な動物
知床森林生態系保護地域
低山気分で歩きます
第一の壁 頂上まで約4.5km
向こう側の山に雪渓が見えます
雪渓の左上のほうが羅臼岳のようですね
水量の多い沢
上流は硫黄の沢です
文字が消えていますが「泊場」と書いてあります
泊場の上にある雪渓
雪渓が見えるあたりが屏風岩ですね
黄色いお花がきれいですね
屏風岩 頂上まで約2km
(奥の標識には「頂上まで約1.5km」と書いてあり、差がありますね)
屏風のようだから「屏風岩」なんですね
雪渓の手前から右側に回り込み、雪渓を乗り越えます
(雪渓の左側を歩くのが正しいコースでしたが間違えたみたい)
屏風岩の岩肌を流れ落ちる滝
屏風岩の先にも雪渓があります
ピンクのお花がきれいですね
空を見上げると、青い空の雲がきれい
「↑羅臼岳 1.5㎞ →羅臼平 1㎞」の標識
(真っ直ぐ進み「羅臼岳」に向かいます)
6本爪のアイゼンを装着し、雪渓を登ります
(赤いロープを目印に登ります)
振り返ると、国後島がうっすらと見えます
あともうすこしで雪渓とお別れです
羅臼岳に向かいます
鳥ちゃん(何を見ているのかな?)
岩清水分岐
(「至 羅臼岳」に向かいます)
岩清水 頂上まで約0.6km
(ここで水分補給 冷たい!)
羅臼岳の頂上が見えてきました
たくさん咲いていますね
あともうすこしで羅臼岳の頂上です
知床岬の方向に振り返ると、、、
紫のお花ですね
羅臼岳の頂上にいる人が見えます
羅臼岳 標高1,661m
(登頂成功!)
知床五湖が見えます(知床五湖の木道も見えます)
(ズームアップ)
海の上を船が走っていますね
ウトロ方面
羅臼湖が見えます
羅臼岳頂上にある二等三角点
羅臼方面から雲があがってきました
羅臼岳頂上をあとに下山開始
再び、岩清水で水分補給
せっかくなので「羅臼平」を経由して下山します
「フードロッカー」があります
(テントサイト利用者がヒグマに襲われる危険を避ける目的で、食料を一時的に保存するためのもの。初めて見ました)
雪渓の横を歩きます
蜂かな? お花に潜り込んで蜜を吸っているようですね
蝶もいます
先ほどのピンクのお花と色違いの白もきれいですね
しっかり咲いていますね
羅臼漁港をズームアップ
登りの時のルートに合流です
上から見た「屏風岩」
(下山するとき、下り過ぎて遭難しないように注意が必要です)
屏風岩の岩肌を流れ落ちる滝
屏風岩で一休み
すこし大きなお花ですね
泊場の硫黄の沢
雷雨に見舞われ、一瞬でビショビショ
里見台まで戻ってきました
雷雨の中、お家(テント)のある「羅臼温泉野営場」に戻ってきました
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