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ことしの夏休みは北海道へお出掛け(第7回:知床峠でキツネに出会い、何も見えない知床五湖を巡ったら道東を離れます) [旅]

連載第7回は「知床峠でキツネに出会い、何も見えない知床五湖を巡ったら道東を離れます」。

2012年8月1日(水曜日)、朝早く起きたものの、雨は降ったまま。時折、豪雨になったりして、やむ気配なし。このまま、ここにいるわけにもいかないので、雨が弱まったすきを見つけて撤収します。
二泊お世話になった「羅臼温泉野営場」をあとに、朝8時半すこし前に車で出発です。

天気が良ければ、「羅臼湖」に行って、「知床五湖」を巡り、「知床岬コース」の船に乗ろうと思っていたのに… この天気では、ちょっと無理なようです。

知床横断道路(国道334号)を走っていると、知床峠の手前で路上を歩くキツネを発見。車を止めて近づいてみると、野生の凶暴さを持つ鋭い目つきのキツネが逃げることなく、目の前に居ます。羅臼温泉野営場で出会ったシカも近づいても逃げなかったし、目の前のキツネも逃げないし、カラスも車が近づいても逃げない。どうも北海道の野生動物は人が近づいても逃げないような感じがします。

暫しキツネに相手をしてもらった後、雲に囲まれた知床峠に到着。残念ながら景色を楽しむことは出来ず、足早に知床五湖に向かいます。

知床五湖には朝9時半ごろ到着。
知床五湖フィールドハウスで、「利用調整地区内への立ち入り申請書」(申請料250円)を提出し、「立入認定証」を受け取ったら、ヒグマに出会わないための講習を10分ほど受けます。7月末まではガイド付き(5,000円程度?)でないと立ち入りできなかったようですが、8月1日からは講習を受ければ、ガイドなして立ち入りができます。

順路に沿って「五湖→四湖→三湖→二湖→一湖→高架木道」と、1時間半ほどかけて巡ったものの、いずれの湖も「真っ白」、高架木道からも景色を楽しめず、11時半ごろ知床五湖を後にします。

国道244号を走り、網走駅に到着したのは14時半過ぎ。駅前にかけてある木製の縦書き駅名看板を見たあとは、雨の降る中、サロマ湖に行ったものの景色は望めず…
このまま北上し、宗谷岬に行こうかと思いましたが、天気が悪いこともあり、北上はあきらめ、旭川紋別自動車道、道央自動車道と走り、JR旭川駅の近くにあるビジネスホテルで宿泊です。

[参考]5日目:走行距離 361.1㎞


雨の羅臼温泉野営場
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二泊したお家(テント)が濡れています
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雨の中、羅臼温泉野営場を出発します
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知床峠の手前で路上を歩くキツネ
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知床峠
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知床国立公園 知床峠
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北方領土方向指示版
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ハイマツ
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~ つぎのことが書いてあります ~

ハイマツ

目の前の針葉樹がハイマツです。ハイマツは6~7月に赤い花をつけ、マツカサができます。マツカサのなかの種子は翌年熟し、これをえさとするシマリスやホシガラスによって土の中に貯えられます。そのなかの一部は食べ残され、やがて芽を出します。ハイマツの種子は野生動物のえさとなることにより、その分布を広げているのです。

~ 以上 ~


知床五湖
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~ つぎのことが書いてあります ~

<中央左上>

知床五湖

原生林の中に大小5つの湖が点在しています。この地域は、大型ほ乳類や猛禽類の生息地です。
野生生物のすみかへの訪問者であるという謙虚な気持ちで利用しましょう。

<中央右下>

現在は「植生保護期」です。地上歩道を歩くには、フィールドハウスでの受付手続きとレクチャー受講が必要です。<有料>
大人250円(中学生以上)
小人100円(小学生以下)

~ 以上 ~


知床五湖フィールドハウス
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地上遊歩道を歩くために
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~ つぎのことが書いてあります ~

地上遊歩道を歩くために

現在は植生保護期です。
地上遊歩道を歩くためには、フィールドハウスでの手続きとレクチャー受講が必要です。<有料>

この自然を未来に残していくために
知床五湖地区は、ヒグマの生息地であり、原生の自然環境が残る場所です。この自然を後世まで残し伝えていくために、また、より深く安全に楽しんでいただくために、この時期に地上遊歩道を利用する場合は、受付手続きやレクチャー受講などのルールが定められています。
ルールを守って、安全、快適に知床五湖をお楽しみください。ご理解とご協力をお願いいたします。

植生保護期 開園~5月9日、8月1日~10月20日

利用のしかた
受付手続き・レクチャー受講が必要<有料>
10分毎に最大50名ずつ入場可能
利用ルートは2ルート
地上遊歩道と高架木道が一度に楽しめます

1回の受付手続きで立ち入りできるのは、一日限りです。

~ 以上 ~


知床五湖ルートマップ
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~ 下のほうには、つぎのことが書いてあります ~

<高架木道>

無料 開園中はいつでも無料! 手続きなしで1湖まで往復利用できます。高架木道から地上に降りることはできません。


<地上遊歩道→高架木道>

開園~5/9 レクチャーを受けて散策
小ループ 有料 2~1湖 1周:約1.6㎞ 所要:約40分
大ループ 有料 5~1湖 1周:約3㎞ 所要:約1時間30分
積雪等の状況に応じ大ループの利用を判断します。

5/10~7/31 登録引率者のガイドツアー限定
大ループ 有料 5~1湖 1周:約3㎞ 所要:約3時間

8/1~10/20 レクチャーを受けて散策
小ループ 有料 2~1湖 1周:約1.6㎞ 所要:約40分
大ループ 有料 5~1湖 1周:約3㎞ 所要:約1時間30分

10/21~閉園 自由に散策
小ループ 無料
大ループ 無料

~ 以上 ~


知床五湖地上遊歩道入口
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左「小ループ」、右「大ループ」
(ここは右「大ループ」を歩きます)
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低登山ハイキングみたい。。。
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五湖 真っ白ですね。。。
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食べると危なさそうな、毒々しいきのこ発見!
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四湖も真っ白
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橋がありますね
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三湖も真っ白
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上に伸びています
(この緑の物体は何かな?)
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三湖
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島に生えた木が水面に写っていますね
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知床五湖散策ルートマップ
(「小ループ」と「大ループ」は、あとすこし行くと合流です)
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倒木にコケが生えていますね
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二湖
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霞んでいますが、島に生えた木が水面に写っています
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「小ループ」と「大ループ」の合流地点
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岩の上に木が生えています
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岩に生えたコケ
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イワウベツ開拓と知床100平方メートル運動
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~ つぎのことが書いてあります ~

2 イワウベツ開拓と知床100平方メートル運動

一湖の対岸は、開けたササ原になっていますが、これは、昭和40年頃まで行われていた放牧の跡地です。
知床五湖のあるイワウベツ台地一帯では、大正、昭和と2回にわたって開拓が試みられましたが、いずれも失敗に終わり、入植した農家は全戸離農しました。この開拓跡地を再び買い戻し、自然に復元するための運動が今、全国の人々の協力によって進められています。

環境省・北海道・斜里町

~ 以上 ~


高架木道にあがります
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知床国立公園 知床五湖
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一湖も真っ白
(手すりに「クマを見ても、お静かに」と書いてあります)
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電気柵 きけん
(クマがあがってくるんでしょうね)
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高架木道 全長800m
(高架木道だけなら無料。車イスも大丈夫みたいですね。)
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高架木道を渡り終えました
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知床五湖パークサービスセンター
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晴れていれば見ることのできた景色がここにあります。。。
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知床五湖をあとに車を走らせます
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ウトロ
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ラムサール条約登録湿地 涛沸湖(とうふつこ)
(国道244号を走っていると、網走の手前にあります)
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小清水原生花園 展望牧舎
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網走地方観光地ご案内(湖が多いですね)
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JR網走駅
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木製 縦書き駅名看板
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網走駅の駅名看板と網走刑務所
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~ つぎのことが書いてあります ~

網走駅の駅名看板と網走刑務所

 この網走駅の桂板で作られた駅名看板は、横書き駅名表示の多いなかで縦書きの看板となっています。旧国鉄時代には、網走刑務所で刑を終えた元受刑者のほとんどが、この網走駅から列車に乗車して故郷等へ向かって行きました。その網走の町を去る際、「この縦書き看板のように、横道にそれることなく、まっすぐに歩んで生きて行って欲しい。」との願いがこめられて縦書きになっていると伝えられています。
 これは、厳しい中にも豊かな幸をもたらしてくれるオホーツクの海に沿って生きる、おおらかで人情味あふれる網走市民の暖かな気持ちに支えられ、網走の市民とともに網走刑務所が歩んできた歴史を物語っているものです。

平成15年10月5日
網走刑務所長 記

~ 以上 ~


網走監獄 網走番外地
(右下に「寄贈 平成19年11月23日 財団法人 網走監獄保存財団 博物館網走監獄」と書いてあります。駅の構内にあるのも不思議な感じがします。。。)
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網走駅ホーム
(駅名の下には「本場の味 サッポロビール」と書いてあります)
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道の駅 サロマ湖
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幌岩山登山遊歩道入口
(「道の駅 サロマ湖」の隣にあります。「オホーツク海、サロマ湖を眺望できる展望台まで2km」と書いてあります。ここからサロマ湖が見られないのは残念。。。)
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JR旭川駅(道東を離れました)
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JR旭川駅の構内
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