北アルプス縦走：立山室堂から高天原を経由して上高地へ向かう（第７回：高天原から日本最後の秘境「雲ノ平」に向かう）

連載第７回は「高天原から日本最後の秘境「雲ノ平」に向かう」。

朝4時に起き、高天原山荘の外に出ると、空には星が見えます。
天気予報の掲示はないけど、今日も一日天気が良くなる予感。

朝食は5時からと昨日言われたので、まだ時間があるな～ぁ...　って思っていたら、なんとなく食堂付近からザワザワした雰囲気が感じられ、行ってみると30分早い4時半から朝食がスタート。幸い１回目の朝食に最後の１名で滑りこみ、すこし薄暗いランプの下で朝食をいただきます。

高天原山荘を5時過ぎに出発し、昨日歩いてきたルートで高天原峠まで戻ります。高天原峠には6時ごろ到着し、一息ついたら、ここから雲ノ平に向かいます。

高天原峠から雲ノ平まで地図では2時間の登りコース。途中、ハシゴが出てきたりしながら登りきったところで、木道のある「雲ノ平の森の道」、「雲ノ平　奥スイス庭園」の標識が出てきて、雲ノ平に近づいていることを感じさせます。

高天原峠から2時間歩いた8時ごろ、雲ノ平山荘が目に入り、日本最後の秘境と呼ばれている「雲ノ平」に到着です。
雲ノ平山荘は建て直しのため、2010年8月10日から営業開始となっており、この日（2010年8月4日）はまだ工事中らしく、内装工事をしている音が聞こえてきます。
雲ノ平山荘の後ろには、黒部五郎岳や特徴的なカタチの笠ヶ岳も見え、素晴らしい景色を眺めながら、雲ノ平の木道を歩きます。


高天原山荘の朝食


昨日歩いてきたルートで高天原峠まで戻ります




高天原峠


高天原峠から雲ノ平に向かいます



ハシゴも出てきます


登りきると視界が開けます


木道を歩きます


「雲ノ平の森の道」の標識


「雲ノ平　奥スイス庭園」の標識


振り返ると、薬師岳が見えます


「太郎平小屋」が見えます（右側の赤い建物）


もうすぐ雲ノ平



「国有林野借受標」の標識の向こうには通信設備があります


無人の雨量計
（先ほどの通信設備からデータを送っているみたいですね）


雨量計を上からのぞいてみると、、、


雲ノ平山荘
（左側でとんがっているのが「笠ヶ岳」、雲ノ平山荘の後ろは「黒部五郎岳」）


雲ノ平山荘の外観は、建て直し前とほぼ同じみたいですね


雲ノ平山荘の下に雪渓が残っているんですね


雲ノ平の木道を歩きます